みなさんが暮らしているワンコがいつ、どんな症状で、どんな病気と診断され、どういう治療を行い、その後どうなったのかを伺いました。一問一答形式の質問に答えていただいた生の声です。ワンコと暮らしている方、これからワンコと暮らそうと考えている方の参考になれば幸いです。今回は出血が治まらず、まったくものを食べなくなってしまったシーズーちゃん。その原因は子宮蓄膿症でした。
犬の病気インタビュー シーズー子宮蓄膿症
1. 飼っている犬の種類はなんですか?
シーズーの女の子です。
2. 何歳の時にどのような症状がでましたか?
現在4歳、今年の春に急に発症しました。ちょうど生理の後でおむつを使用していたのですが、それが良くなかったのかもしれません。出血が収まらず、最初はひたすら寝る、そのうち食欲が無くなり全く食べなくなるまで一週間程でした。
3. 病院で診断された病名は何でしたか?
子宮蓄膿症でした。
4. どのような治療をしましたか?
血液検査から始まり、結果手術をしました。
最初の通院時は血液検査の数値を見て点滴、その後一日は投薬治療をしました。
ですが良くなる傾向は無く、子宮を残して病気再発のリスクを残すより、子宮摘出を行うという判断となりました。
5. 犬はどういう環境で生活していますか?
基本的には室内で自由にしています。猫と同居の為、たまに猫餌を食べてしまう事があります。
平日日中については、仕事で皆不在になる為、リビングで隔離しています。たまにわざと粗相をする為、きちんとスペースを確保し猫との距離を置いています。
子宮蓄膿症は発見が遅れると命にかかわりますから、見つけることが出来て良かったですね。生理のあとの出血は結構気付くのが遅れますので、要注意です。手術をすることで再発のリスクはなくなりますので、シーズーちゃんは元気に過ごしているでしょう!
犬の子宮蓄膿症メモ
ワンコの子宮蓄膿症は早く発見すればするほど、状態が悪化する前に治療を受けることが出来ます。状態が悪化してしまうと手術さえできずに手遅れのケースもあります。今回の飼い主さんの症状は典型的な子宮蓄膿症の症状でまったく食べずに、寝てるだけ。膿が出ていなくてもこういう異変が現れた場合、子宮蓄膿症のケースがありますから速やかに獣医さんの診断を仰ぐのがベストです。
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