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犬の病気

犬の病気インタビュー ミックス犬子宮蓄膿症と甲状腺機能亢進症

犬の病気インタビュー ミックス犬子宮蓄膿症と甲状腺機能亢進症

みなさんが暮らしているワンコがいつ、どんな症状で、どんな病気と診断され、どういう治療を行い、その後どうなったのかを伺いました。一問一答形式の質問に答えていただいた生の声です。ワンコと暮らしている方、これからワンコと暮らそうと考えている方の参考になれば幸いです。今回はうまれながらに右眼球のなかったチワワちゃんと子宮蓄膿症と甲状腺機能亢進症を患ったミックスちゃんのお話です。

犬の病気インタビュー ミックス犬子宮蓄膿症と甲状腺機能亢進症

1. 飼っている犬の種類はなんですか?
ロングコートチワワミックス犬です。

2. 何歳の時にどのような症状がでましたか?
チワワ:出生時に右眼球がなかった。(ブリーダーによる無理な交配が原因)
4歳時、臭いのあるが膣からでてきました。10歳で元気喪失、身体全体の浮腫み、脱力感、警戒心の喪失、何にたいしてもやる気が出ないような感じでした。

3. 病院で診断された病名は何でしたか?
4歳の時、子宮蓄膿症。 10歳の時、甲状腺機能亢進症と診断されました。

4. どのような治療をしましたか?
子宮蓄膿症は患部の緊急摘出手術ののち、抗生剤投与で入院1週間、その後退院し、1週間抗生剤を投薬し、手術から10日目で全抜糸しました。甲状腺は血液検査にてT4を計測し、結果により投与量を病院側が管理しつつ、チラーヂンによる投薬治療を開始しました。

5. 犬はどういう環境で生活していますか?
室内による飼育で冷暖房完備、排泄もほぼ室内だが週に1度は車で15分の距離にある大きな公園に行き、2、3時間程散歩しながら遊んでいます。ご飯は1日1食(朝のみ)で、就寝30分前に胃酸過多を防ぐために犬用のおやつを与えています。

出生時に右の眼球がないというハンデを背負いながら、良い飼い主さんにめぐまれ幸せに生きていますね。日頃の暮らしも散歩も至れり尽くせりで幸せを満喫して過ごしていってほしいです!

犬の子宮蓄膿症メモ

今回のワンコは膿が外に出る分かり易いタイプの子宮蓄膿症でした。子宮蓄膿症手術の成功率を上げるには何といってもワンコの状態が悪化する前に発見して上げる事です。状態が悪くなってしまうと血圧や不整脈で麻酔のリスクが高まります。膿が出ている場合は当然ですが、膿が出ていない場合でも子宮蓄膿症を患っているケースは多々あります。その場合は食欲をなくしたり、寝てばっかりいたり、水ばっかり飲んだり、吐いたり、いつもと違う姿をワンコが見せますので良く観察して早期発見につなげて下さい。
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