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犬の病気

犬の病気インタビュー パピヨン頸椎ヘルニア

犬の病気インタビュー パピヨン頸椎ヘルニア

みなさんが暮らしているワンコがいつ、どんな症状で、どんな病気と診断され、どういう治療を行い、その後どうなったのかを伺いました。一問一答形式の質問に答えていただいた生の声です。ワンコと暮らしている方、これからワンコと暮らそうと考えている方の参考になれば幸いです。では今回のお話。室内で自由に暮らしているパピヨンちゃんが突然お座りの姿勢のまま動かなくなりました。近づくとふらふらと部屋の隅へ。診断名は頸椎ヘルニアでした。

犬の病気インタビュー パピヨン頸椎ヘルニア

1. 飼っている犬の種類はなんですか?
パピヨンです。

2. 何歳の時にどのような症状がでましたか?
3歳の頃、突然お座りをしたまま動かなくなりました。その姿勢のまま、たまにうなだれるように頭を下げたり、少し体を震わせたりしていました。心配になり近づこうとすると、触られたくないのか、私から離れるようにふらふらと部屋の隅のほうに歩いて行き、身の置き所がないように、丸くなったり、お座りの体勢でじっとしたりしていました。痛がって鳴いたりということはほとんどありませんでしたが、さすがに抱っこしようとした時は、キャン!と小さく鳴いていました。

3. 病院で診断された病名は何でしたか?
頸椎ヘルニアと診断されました。

4. どのような治療をしましたか?
痛み止めの注射をされ、6種類の薬を出されました。痛み止め抗生物質吐き気止め等です。それを1週間投与した後、段階的に薬の種類を減らし、最終的にはビタミンと血行がよくなる薬を朝晩投与する形に落ち着きました。症状が悪くなると、また薬を増やすといった治療を続けていました。

5. 犬はどういう環境で生活していますか?
夫婦とワンコ1頭という家族構成で、マンション生活です。ワンコのケージはありますが、ほとんどそこでは過ごしません。ケージの中のトイレと水飲み以外では入りたがりません。部屋中どこでも自由にさせています。ひとりでお留守番をすることは少なく、のんびりと過ごしています。

軽度の椎間板ヘルニアで頸椎に出たようですね。動くのが辛くなり、抱っこした時に痛さで鳴くのは典型的な椎間板ヘルニアの症状です。さいわい軽度だったので、痛みどめの注射と安静治療ですね。

犬の椎間板ヘルニアメモ

軽度の椎間板ヘルニアの場合、1か月~1か月半の安静を指示されることが多いです。しかし、この安静はほんとに安静にさせないと効果が薄くなってしまいます。どのレベルの安静が求められるかというとジャンプできない高さで、あまり動き回れないケージの中で1か月生活させる事を求められます。かわいそうに思うかもしれませんが、軽度の椎間板ヘルニアの治療としては安静が最も効果的で、これを守らないと再発する可能性が上がってしまいます。
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