みなさんが暮らしているワンちゃんがいつ、どんな症状で、どんな病気と診断され、どういう治療を行い、その後どうなったのかを伺いました。一問一答形式の質問に答えていただいた生の声です。ワンちゃんと暮らしている方、これからワンちゃんと暮らそうと考えている方の参考になれば幸いです。今回は難病であるアジソン病を患ったウェルシュコーギーちゃん。お出迎えに出たきた玄関でへたり込んでしまい、目は虚ろ。呼吸も苦しそうで病院へ。アジソン病と診断されました。飼い主さんの献身的な介護でアジソン病からはすっかり回復しました。
犬の病気インタビュー ウェルシュコーギーアジソン病
1. 飼っている犬の種類はなんですか?
ウェルシュコーギーペンブロークです。
2. 何歳の時にどのような症状がでましたか?
5才ごろ。急に食欲がなくなりました。仕事中に母から連絡が入り「呼吸も弱くなり、横になってぐったりしている」と聞き、帰宅するとお出迎えなのか助けを求めてか玄関までやって来たがへたりこむ。朝まで付き添ったが、寝ているというより目も虚ろで呼吸も苦しそうにしていました。
3. 病院で診断された病名は何でしたか?
アジソン病と言われました。
4. どのような治療をしましたか?
入院と投薬治療です。一瓶万単位の薬を毎日朝晩投薬しました。しかし、その甲斐あってすっかり回復しました。具合が気になった時は再度通院しました。引っ越し後のストレスが原因と思われたので出来る限り外に散歩に連れ出して、食事もオーガニックをうたった物に変えました。発症から5年後、リンパの癌で他界しました。
5. 犬はどういう環境で生活していますか?
元々の家は家でも庭でも自由にできていましたが、発症前に引っ越した家はケージも使用、庭に離すことができなくなりました。朝晩散歩後食事は変わらず、多頭飼いでした。トイレは外でしかしない子。おやつはジャーキー、ガム、グリーニーズなどをあげていました。
アジソン病発症から5年間がんばったんですね・・・。アジソン病はストレスが禁物ですが、散歩や食事の時間を変えなかったり、まわりに仲間がいたというのはワンコにとっては普段のリズムとかわらず良かったんじゃないかと思います。色んなおやつをもらえて、自由にくらせてきっと幸せだったはず!
犬のアジソン病メモ
アジソン病は犬がかかる病気の中でも比較的まれな病気です。副腎皮質の異常が原因となる病気ですが、ストレスが原因で発症するケースが多いようです。今回のインタビューでもお答えいただきましたが入院後、投薬での治療となります。治療により5年10年と生きるワンコもいますが、ぐったりしてから診断に連れて行っても、日本ではアジソン病のワンコは多くないため原因がわからず手遅れになるケースもあります。以下の記事で詳しくまとめてあります。
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