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犬の病気

犬の脳梗塞

犬の脳梗塞

犬の脳梗塞とは?

犬の脳梗塞は大脳もしくは小脳に発生します。人間の場合は脳梗塞の予兆として手足のしびれや言語に問題が出ますが、犬の場合はしゃべれないのでこうした予兆を発見するのが極めて難しく、発見を遅らせてしまいます。私の家で飼ってた黒ラブも16歳で脳梗塞となりましたが、突然歩けなくなるまでまったく前兆らしきものに気付いてあげることが出来ませんでした。

犬が脳梗塞になる原因

ワンコが脳梗塞になる原因は大学の獣医学部の研究でもはっきりとはわかっていないそうです。ただし、研究結果によると脳梗塞を発症したワンコに多く見られる点として、高齢および、脱水症状、心臓病、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症などを併発している事が多いそうです。

犬の脳梗塞、症状

ワンコの脳梗塞に見られる症状は大脳に脳梗塞が発症した場合と小脳に発症した場合とで違いがあります。大脳の場合は気分がふさぎこんでいるように見せる沈鬱、筋肉の震え、その場でグルグル回る回転、片側不全麻痺、嗅覚麻痺などの症状が出ます。小脳の場合は首が傾いたり、焦点が合わず眼がぐるぐる回っている眼振などの症状が出ます。うちの黒ラブは眼振がありましたので小脳の脳梗塞という事になります。

犬の脳梗塞、治療について

人間の脳梗塞は発症後3時間ほどで適切な処置が出来れば症状が改善すると言われていますが、ワンコ場合は前述したように発見が難しく遅れがちです。歩き方がおかしいかたり、首をずっと傾げていたり、気になる点があったらすぐに獣医さんに行きましょう、発見が遅れてしまうと、治療に成功して命を取り留めたとしても麻痺などの障害が残りがちです。うちの子もご飯を食べたり、お水を飲んだりは出来ましたが、足が麻痺してしまったため寝たきりになってしまいました。治療としては低酸素を予防するために酸素吸入を行ったり、脳圧が上がる事を防ぐために利尿剤を投与したり、脳のダメージを予防する目的でステロイドを投与したりします。

犬の脳梗塞、寿命について

脳梗塞の程度にもよりますが、発見が早ければ程なく回復する事もあるそうです。うちの子は脚に麻痺が残りましたが、その後自宅で寝たきりではありましたが、だっこして散歩に連れて行ったり、ご飯の時は後ろ足を支えて立ったまま自力で食べさせるなどして、1年半ほど頑張って生きてくれました。16歳で発症して、17歳後半まで本当に頑張ってくれました。このことから考えて適切な治療を受ける事が出来れば、長く生きるワンコも数多くいるんじゃないかなぁと思います。
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この記事はワンコの脳梗塞について原因や症状、治療法などをまとめたものです。しかし、記事で触れているのはあくまで一般的な内容であり、実際の症状などはワンコ個々による差異が当然出てきます。もし、ワンコの体調に異変や普段との違いが感じられたら、お近くの獣医さんに相談してみることをおススメします。

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