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犬の病気

犬のノミアレルギー性皮膚炎と血だらけミニチュアダックスのお話

犬のノミアレルギー性皮膚炎と血だらけミニチュアダックスのお話

犬のノミアレルギー性皮膚炎とは?

犬のノミアレルギー性皮膚炎とは犬の体表に寄生しているノミの唾液に対するアレルギー反応による強いかゆみを伴う炎症のことです。ノミアレルギーは人間にもあり、私などはノミにかまれると皮膚がボコンと盛り上がり猛烈なかゆみに襲われます。しかも、痕がなかなか消えません。想像するにワンコも猛烈に痒いのではないかと思います。

犬がノミアレルギー性皮膚炎になる原因

犬がノミアレルギー性皮膚炎を発症するおもな原因は以下の通りです。

  • 散歩などで草むらに入り体にノミをつけてしまう
  • 温暖化や暖房設備の普及でノミがなかなか弱らず体表に住み着いている

ワンコがノミアレルギー性皮膚炎を発症する原因はどこからかノミを体表につけてきてしまい、ノミにかまれるためです。噛まれる際にノミの唾液がアレルギー反応を誘発し、強いかゆみを伴う炎症を発症します。最近では温暖化や暖房の発達で冬場でもノミが活動可能なので、一度ワンコの体表についてしまうと一年中ノミアレルギー性皮膚炎を発症する危険性があります。

犬のノミアレルギー性皮膚炎、症状

ノミアレルギー性皮膚炎を発症した犬が示すおもな症状は以下の通りです。

  • 耳・首・背中・しっぽの付け根などノミにかまれやすい部位に強いかゆみを伴う炎症が発生する
  • かゆみにより体をかきむしり傷をつけてしまう事がある

犬のノミアレルギー性皮膚炎具体例:ミニチュアダックスフントの場合

ミニチュアダックス

matsukun(私)

飼っている犬の種類はなんですか?

飼い主さん

ミニチュアダックスフントです。

matsukun(私)

何歳の時にどのような症状がでましたか?

飼い主さん

全身に蕁麻疹のような赤いポツポツがでました。痒かったのか口と後ろ足で身体中をかきむしってしまい血だらけでした。蕁麻疹が始まってから2日間様子を見ましたが悪化するだけだったので獣医さんに連れて行きました。

matsukun(私)

どのような治療をしましたか?

飼い主さん

ノミダニを取り除くために駆除薬を使いました。それから身体に残っているノミダニの死骸を洗い流し、皮膚の状態を整えるためにシャンプーを処方されました。使用方法は毎日1回身体あまりこすらないようにシャンプーを使って洗うように指導されました。

matsukun(私)

犬はどういう環境で生活していますか?

飼い主さん

家の中はホコリなどが無い程度には掃除はしていました。洋風のワンルームなので床はフローリング、ラグや絨毯は無い状態です。布団は田舎な事もありマメに干していました。お散歩のルートはアスファルトの道路と舗装された公園の道ばかりでした。

犬のノミアレルギー性皮膚炎、治療について

ノミアレルギー性皮膚炎を発症したワンコのおもな治療法は以下の通りです。

  • 炎症を抑える薬(重症の場合はステロイド剤など)
  • ノミの駆除

ノミアレルギー性皮膚炎を発症した場合、強いかゆみを抑えるために薬を使います。当然、かゆみの元であるノミの駆除も行います。犬の体についたノミは獣医さんで駆除できますが、ノミの卵やサナギは家の中に落ちていますので、これらを掃除機できれいにしないと孵化した後、ふたたびワンコに寄生するので注意が必要です。また、多頭飼いの場合は複数頭にわたってノミが寄生しますので、すべての動物に駆除・予防が必要となります。

犬のノミアレルギー性皮膚炎、予防について

ノミの駆除・予防用の薬を投与する事が有効です。ノミは成虫、サナギ、卵と存在しますので、すべて根絶するまで定期的に投与を続ける必要があります(成虫は駆除できても、サナギや卵は殻などに守られて駆除できない)。また、ノミとり櫛で定期的にノミを取ってあげることも大事です。ちなみに我が家では人間もノミアレルギー性皮膚炎の被害を受けていてあまりのかゆさに恐れおののいているので、散歩の際も極力草むらなどのノミがいそうなところは通らないようにしております。

この記事はワンコのノミアレルギー性皮膚炎について原因や症状、治療法などをまとめたものです。しかし、記事で触れているのはあくまで一般的な内容であり、実際の症状などはワンコ個々による差異が当然出てきます。もし、ワンコの体調に異変や普段との違いが感じられたら、お近くの獣医さんに相談してみることをおススメします。

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